センター試験後継の新テスト「大学入学共通テスト」実施方針案が公表されました

新テスト「大学入学共通テスト」の実施方針案が公表されました

2017年5月16日、文部科学省から大学入試センター試験の後継となる2020年度から導入予定の新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の実施方針案と問題例が公表されました。
2020年度から導入ですので、2017年5月時点で中学3年生以下の生徒に適用されます。

民間試験への移行時期については2案あり

英語については、
A案:英検などの民間試験の中から文科省が認定する試験に2020年度から全面移行する
B案:2023年度までは共通テストと民間試験を併用する
の2つの案が示され、意見公募などを経て両案のどちらかに絞り、6月中に実施方針を公表するとのことです。

英検のCSEスコアやそれに基づくCEFRレベルを受験に活用する場合、
A案:英検などの民間試験の中から文科省が認定する試験に2020年度から全面移行する
のケースは、現在の1次試験におけるリーディング・リスニング・ライティング(英作文)、2次試験におけるスピーキング(面接)のすべてのCSEスコアを利用し、それによりCEFRレベルを算出することになると思われます。
但し、1次試験の合否により2次試験が受けられないとすると、受験生がスピーキングのスコアを出すことができなくなるため、1次試験の合否に関わらず2次試験が受験できる、または1次試験と2次試験という区切りをなくし、同日に4技能を受験する形に変わる可能性が考えられます。

一方、
B案:2023年度までは共通テストと民間試験を併用する
のケースは、リーディングとリスニングは共通テストのスコアを利用し、ライティング(英作文)とスピーキング(面接)は英検のスコアを活用することになると思われます。 (7/10 16:00編集部追記: 文部科学省から提示された最終案によると、B案は2技能のマークシート試験と、4技能の民間試験のいずれかまたは両方を大学が選択できる、という意のようです。但し、「各大学は、認定試験の活用や個別試験により英語4技能を総合的に評価するよう努める」との記載もあります)

CSEスコアとCEFRレベルとは

英検の各級の合格点と満点、技能別内訳、CSEスコアとCEFRレベルの対応表を作成しましたので、こちらをご覧ください。
CSEスコア対応表

CEFR C1以上は、TOEFL iBTで言えば95点〜であり海外大学進学レベルであるため、日本の大学で活用するには難易度が高いです。一方、CEFR A2以下は、高校生であれば当然求められる英語レベルであるため、大学受験で活用できる大学は多くないのではないでしょうか。

そうなると、ほとんどの受験生はCEFR B1かCEFR B2を目指して勉強することになります。CEFR B1(最低点1950)狙いであれば、満点が2600点で合格点が1980点の2級を受験し、CEFR B2(最低点2300)狙いであれば、満点が2600点で合格点が1980点の2級よりも、満点が3000点で合格点が2304点の準1級を受験するのが主流になるのではないでしょうか。

民間試験への移行時期以外に示された内容は?

また、今回の新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の実施方針案において、民間試験の移行時期以外に下記が示されておりました。
・4技能型の英語の民間試験は、必要な水準を満たす資格検定試験を大学入試センターが認定する
→その際は、指導要領への対応、実施場所の確保、実施回数、採点の質などが求められる

・受験生は高校3年の4〜12月に2回まで受験できる
→2回の受験のうち、結果のいい方を採用できる

・外部試験での成績は、CEFRでの段階別成績を利用
→CEFRを利用することにより、どの試験を活用した場合でも同じ基準で評価できるようにする

・既卒者の扱いは検討中

4技能が求められる時代、小中高生は何をすべきか

来月正式に共通テストの概要が文科省から示されることになると思いますが、現在小中高生の方は、高校3年生になったときに、英検2級または英検準1級を受験して、CSEスコアで最低でも1950点を出せるような4技能力を身につけていただければと思います。そのために現在の自分にあった英検級の対策をSAPIX YOZEMI GROUPの英検®︎対策講座で行い、4技能に慣れていきましょう!